「簿記2級の試験はいつ受けられる?」
「ネット試験と統一試験どっちがいい?」
日商簿記2級には統一試験(紙の試験)とネット試験(CBT方式)の2つがあり、
申込方法・試験日・費用・難易度が異なります。
この記事では両方の違いを詳しく解説します。
統一試験とネット試験の比較
| 比較項目 | 統一試験(紙) | ネット試験(CBT) |
|---|---|---|
| 受験日 | 年3回(6月・11月・2月) | 随時(試験会場の空き次第) |
| 試験時間 | 90分 | 90分 |
| 合格点 | 70点以上 | 70点以上 |
| 問題形式 | 記述式中心 | 選択式・入力式 |
| 合格発表 | 試験後数週間後 | 即時(終了後すぐ結果が分かる) |
| 受験料(税込) | 4,720円 | 4,720円 |
| 申込方法 | 各地の商工会議所 | 試験会場(テストセンター)のWebサイト |
| 合格証書 | 後日郵送 | 後日(電子証明または郵送) |
統一試験(紙の試験)の詳細
年3回実施される従来の形式の試験です。
試験問題は5問構成で、
第1問(仕訳:20点)
第2問(帳簿・特殊論点:20点)
第3問(財務諸表作成:20点)
第4問(工業簿記仕訳:28点)
第5問(原価計算・CVP:12点)が一般的な出題構成です。
申込は試験の約2ヶ月前から始まり、
受験予定の商工会議所のウェブサイトまたは窓口で手続きします。
試験会場は各商工会議所の指定会場(学校など)が使われることが多いです。
ネット試験(CBT試験)の詳細
全国のテストセンターでパソコンを使って受験する形式です。
2020年12月から開始された比較的新しい受験方式で、
好きなタイミングで受験できる柔軟性が特徴です。
ネット試験のメリット
- 好きな日時に受験できる(試験会場の空き次第)
- 合格結果が即日わかる(試験終了後すぐに画面に表示)
- 準備が整ったタイミングで受験できるため、学習完了→受験がスムーズ
- 不合格でも次の試験まで長く待たなくてよい
ネット試験のデメリット・注意点
- 問題は選択式・入力式が中心で、記述式の統一試験と形式が違う
- 試験会場によって空きの状況が異なる
- 電卓は持参可能だが、試験会場によってはメモ用紙が限られる場合がある
どちらを選ぶべきか
合格者として言えば、転職を急ぐ方・勉強が完成したらすぐ受験したい方にはネット試験がおすすめです。
統一試験は年3回しかなく、試験日が固定されているため
「勉強の仕上がりと試験日がずれる」というリスクがあります。
一方、「紙での試験に慣れている」「仲間と同じ日に受けたい」という方は統一試験でも問題ありません。
どちらの試験も同じ価値の合格証書が得られ、
転職市場での評価は変わりません。
試験日程(2025〜2026年統一試験)
| 回 | 試験日 |
|---|---|
| 第170回 | 2025年6月8日(日) |
| 第171回 | 2025年11月16日(日) |
| 第172回 | 2026年2月22日(日) |
ネット試験は年間を通じて受験可能です。
合格者として言えば「問題演習量を増やすこと」が合格への最短経路です。
テキストを読むだけでなく問題を解いて間違えた論点を繰り返し復習するサイクルが重要です。
ネット試験の申込み手順
ネット試験はCBT試験センター(全国のテストセンター)で受験します。
申込みは各テストセンターのウェブサイトから行います。
代表的な受験申込サイトとしてCertiportやOdysseyがあります。
希望の会場・日時を選択し、受験料4,720円をオンラインで支払って予約完了です。
統一試験の申込み手順
統一試験は受験予定の地域の商工会議所のウェブサイトから申し込みます。
申込期間は試験日の約2ヶ月前〜1ヶ月前(商工会議所によって異なります)。
インターネット申込またはコンビニ申込が可能な場合が多いです。
受験する商工会議所の公式サイトを必ず確認してください。
試験当日の持ち物
- 受験票(統一試験は印刷、ネット試験は予約確認メール)
- 写真付き身分証明書(免許証・マイナンバーカード等)
- 電卓(関数機能付き可・音の出るもの不可)
- 筆記用具(黒ボールペン・鉛筆)(試験会場によっては貸出の場合も)
合格証書の活用方法
統一試験の合格証書は後日郵送されます。ネット試験の場合は試験終了後すぐに画面で結果が分かり、合格証書は後日送付されます。転職活動・副業の契約時に提示を求められる場合があるため、大切に保管してください。紛失した場合は受験した商工会議所に「合格証明書」の申請(有料)が可能です。
まず受験申込みから始めて、合格後の転職・副業・上位資格へのステップについてはこのブログの他の記事でも詳しく解説しています。
試験の申込みから合格証書の受け取り、転職活動への活用まで、このブログでは簿記2級に関するすべての情報を発信しています。ぜひ他のカテゴリの記事もあわせてご覧ください。まず受験申込みという最初の一歩を今日踏み出してみましょう。
合格後の次のステップ
簿記2級合格後にどう動くかがキャリアの分岐点です。経理転職を目指すなら合格後すぐに転職エージェントへの登録・職務経歴書の作成を始めましょう。副業を考えているならfreeeかマネーフォワードの操作練習を始めてクラウドワークスに登録することが第一歩です。
試験対策:出題傾向と重要論点
第1問(仕訳問題)
仕訳問題は5問・各4点・合計20点の配点です。
全勘定科目の仕訳パターンを繰り返し練習することで確実に得点源にできます。
目標は20点満点を狙う姿勢で臨みましょう。
第2問(帳簿・特殊論点)
連結会計・株主資本等変動計算書・帳簿記録などが出題されます。
出題パターンが読みにくく難易度が高い回も多いですが、
連結会計の基本パターンは必ず押さえましょう。
第3問(財務諸表作成)
20点配点の大問です。
決算整理の各論点(減価償却・引当金・前払・未払・前受・未収)を正確に処理できれば高得点が狙えます。
第4・5問(工業簿記)
第4問(28点)と第5問(12点)の工業簿記は合計40点。
全体の44%を占めるため工業簿記の得点率が合否を左右します。
費目別→部門別→製品別の流れを体系的に理解することが重要です。
合格点と合格基準
日商簿記2級の合格基準は「100点満点中70点以上」です。
どの大問も最低限の得点を確保することが重要で、
特定の大問でゼロ点に近い点数を取ると全体が70点以上でも不合格になる場合があります。
おすすめ通信講座の比較
| 講座 | 費用目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| スタディング | 15,000〜30,000円 | スマホ学習・費用が安い・社会人向け |
| クレアール | 30,000〜60,000円 | 範囲を絞って効率的に学習 |
| フォーサイト | 30,000〜50,000円 | カラーテキスト |
| TAC(通信) | 50,000〜80,000円 | 老舗・実績豊富・過去問が豊富 |
試験に関するよくある疑問Q&A
Q. 電卓はどんなものを持っていけばいいですか?
一般的な電卓(四則演算・メモリ機能付き)であれば問題ありません。
音の出る電卓・関数電卓・スマートフォンの電卓アプリは使用できません。
本番前に自分の電卓の操作に慣れておくことをおすすめします。
Q. 合格点に届かなかった場合、何回でも受験できますか?
受験回数に制限はありません。
ネット試験なら不合格後すぐに次の試験を予約できます。
統一試験は年3回ですが、ネット試験と統一試験を組み合わせて短期間に複数回受験することも可能です。
直近の試験傾向と対策の重点
2020年以降の試験改定で連結会計・収益認識基準・リース会計などの論点が強化されています。
特に連結会計は毎回のように出題されるため、親会社・子会社間の内部取引消去・のれんの償却・非支配株主持分の計算を中心に対策することが重要です。
過去問演習で直近10回分の出題傾向を確認してから試験に臨みましょう。
このブログの「合格率推移と直近試験の傾向分析」記事も参考にしてください。
まとめ
- 日商簿記2級には統一試験(年3回・紙)とネット試験(随時・PC)の2種類がある
- 受験料はどちらも4,720円。合格点は70点以上
- ネット試験は好きな日時に受験でき、結果が即日わかるメリットがある
- 受験資格はなく、3級取得なしで2級から受験可能
- 転職を急ぐ方・学習完成後すぐ受験したい方にはネット試験がおすすめ
申込方法の詳細は日本商工会議所の公式サイト(kentei.ne.jp)で確認してください。
日商簿記2級には統一試験とネット試験の2種類があります。
受験料はどちらも4,720円、合格点は70点以上です。
転職を急ぐ方・学習完成後すぐに受験したい方にはネット試験がおすすめです。
受験資格はなく3級なしで2級から受験可能です。
まず申込みという最初の一歩を今日踏み出してみましょう。
合格後の転職・副業・キャリアアップについてはこのブログの他のカテゴリで詳しく解説しています。
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