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簿記3級から2級まで何ヶ月かかる?勉強時間・スケジュールの目安を解説

「簿記3級に合格したけど、2級まであと何ヶ月かかるの?」

3級と2級を続けて受験しようと考えている方が、最初に気になるのがこの疑問です。

結論から言うと、3級取得後に2級を目指す場合、1日2時間の学習で4〜6ヶ月が標準的な目安です。

ただし、3級合格からの経過時間・1日に確保できる勉強時間・独学か通信講座かによって、この期間は大きく変わります。

この記事では、簿記2級合格者の立場から、ケース別の必要期間と具体的なスケジュールの組み方を解説します。

自分の状況に合った学習計画を立てることで、無駄なく最短ルートで2級を目指せます。

目次

3級取得後に2級を目指すときの必要勉強時間

まず、必要な勉強時間を確認します。

簿記3級を取得済みの方が2級を目指す場合、
独学での必要勉強時間は250〜350時間が目安です(複数の通信講座・資格スクールのデータを総合)。

通信講座を利用すれば100〜200時間程度に短縮できます。

学習方法必要時間の目安1日2時間の場合
独学(3級取得済み)250〜350時間約4〜6ヶ月
通信講座(3級取得済み)100〜200時間約2〜3ヶ月
独学(初学者・3級未取得)350〜500時間約6〜8ヶ月

3級と2級の合計勉強時間を比較すると、
3級が約100時間、2級が約250時間で、
2級は3級の2倍以上の学習時間が必要です(Funda簿記データより)。

「3級が取れたから2級も同じくらいでいける」と思うと、後半で時間が足りなくなるリスクがあります。

ケース別:何ヶ月かかるかの目安

1日に確保できる勉強時間によって、合格までの期間が大きく変わります。

自分の状況に近いケースを確認してください。

ケース1:1日1時間しか確保できない(社会人・育児中)

仕事や育児で忙しく、毎日1時間しか確保できない場合は、250時間÷30日(月)×1時間=約8〜12ヶ月が目安になります。

この場合、余裕をもって10ヶ月前後を目標に計画を立てるのが現実的です。

スキマ時間(通勤・昼休み)をうまく使い、スマホで学習できる通信講座の活用が特に有効です。

ケース2:1日2時間確保できる(標準的な社会人)

最も多いパターンです。独学なら4〜6ヶ月、通信講座なら2〜3ヶ月が目安です。

試験は年3回(2・6・11月)実施されるネット試験に加え、統一試験(6・11・2月)があるため、逆算してスタート時期を決めましょう。

たとえば6月の試験を目指すなら、独学の場合は12〜1月頃から勉強を開始するのが標準的なスタートラインです。

ケース3:1日3〜5時間確保できる(学生・短期集中型)

学生や集中して短期合格を狙う方の場合、2〜3ヶ月での合格も現実的です。

独学で3ヶ月で2・3級を同時合格した体験記も存在し、週単位で平日2時間・休日5時間というペースで250〜300時間を確保した例があります。

ただし短期集中は疲弊しやすいため、休憩日を設けながら進めることが継続のポイントです。

3級合格直後に始めるべきか、間隔を空けるべきか

3級合格後にいつから2級の勉強を始めるかは、記憶の新鮮さに影響します。

3級合格直後に始めるメリット

3級の内容が頭に入った状態で2級を始めると、商業簿記の基礎復習にかける時間を大幅に削減できます。

「3級取得からまだ日が浅い場合はより短い時間で合格できる場合もある」というデータがあり(BrushUP学び)、勉強の流れを途切れさせないことが効率化につながります。

学習のリズムが残っている状態で次に進む方が、モチベーションの面でも有利です。

間隔を空けすぎると起きること

3級合格から半年以上空けると、仕訳ルールや勘定科目の感覚が薄れてしまいます。

2級の商業簿記は3級の延長線上にあるため、基礎の記憶が薄れると復習に時間が余計にかかり、結果的に合格までの期間が長くなりやすいです。

合格者の経験則として、3級合格後1〜2ヶ月以内に2級の勉強を始めるのが最もコスパが良いタイミングです。

3級から2級への具体的な6ヶ月スケジュール例

1日2時間・独学・6ヶ月で2級合格を目指す場合のスケジュール例です。

期間学習内容目安時間
1〜2ヶ月目工業簿記の全範囲をテキストで学習。原価計算を重点的に。約60時間
3〜4ヶ月目商業簿記(連結会計・税効果会計など2級新範囲)を学習。
並行して工業簿記の問題演習。
約80時間
5ヶ月目商業簿記・工業簿記の問題演習を集中的に。
苦手分野を潰す。
約60時間
6ヶ月目(直前)過去問・予想問題を90分の時間制限で繰り返す。
時間配分を体に染み込ませる。
約60時間

このスケジュールで合計約260時間となり、3級取得済みの独学目安(250〜350時間)の下限をカバーできます。

工業簿記を最初に取り組む理由は、3級にはなかった完全な新範囲であり、
後回しにすると直前期に焦りやすいためです。

連結会計は理解に時間がかかるため、4ヶ月目までには一通り終わらせておくことを意識しましょう。

3級を飛ばして2級を目指す場合はどうなる?

日商簿記2級には受験資格がなく、3級未取得でも2級を受験できます。

ただし、2級の学習範囲は3級の延長線上にあるため、
商業簿記の基礎知識がゼロの状態から2級を目指すと、
必要な勉強時間が350〜500時間と大幅に増えます。

選択肢としては以下の3つです。

  • まず3級を取得してから2級へ:着実で挫折しにくい。合計勉強時間は100+250=350時間程度
  • 3・2級セット講座で一気に学ぶ:通信講座でセットコースを受講し、効率よく両方を狙う。3〜4ヶ月が目安
  • 3級を飛ばして独学で2級:可能だが勉強時間が増え、挫折リスクも高まる

初学者には「3・2級セット講座」が時間と費用のバランスが取れた選択肢としておすすめです。

3級の基礎が2級でどう活きるか

3級から2級にステップアップする際、3級で学んだ内容がどのように2級に繋がるかを理解しておくと、効率的に学習を進められます。

3級で学ぶ内容2級での発展
仕訳の基本ルール(借方・貸方)連結仕訳・工業簿記の仕訳に直結。3級の仕訳感覚が必須
商業簿記の基礎(仕入・売上・費用)2級では株式会社会計・リース・税効果・為替などに発展
決算整理・財務諸表の作成2級では連結財務諸表・本支店会計・より複雑な決算処理へ
帳簿の仕組み工業簿記の仕訳帳・原価計算表の理解に必要

特に「仕訳の感覚」は2級でも核となるスキルです。

3級の合格直後であれば仕訳感覚が新鮮な状態で2級に入れるため、最もスムーズにステップアップできます。

社会人が3級から2級までを乗り越えるための現実的な工夫

忙しい社会人が簿記の勉強を継続するためには、学習環境・習慣・メンタルの工夫が重要です。

スキマ時間の活用を徹底する

通勤時間・昼休み・就寝前の15〜30分を積み上げることで、1日の総学習時間を確保します。

]スマホで学習できる通信講座(スタディングなど)や、仕訳練習アプリを活用すると隙間時間を有効に使えます。

試験日から逆算してスケジュールを固定する

「そのうち勉強しよう」では習慣化できません。

受験日を先に決め、そこから逆算して1週間・1ヶ月の学習計画を具体的に立てることが継続の鍵です。

特に繁忙期や家庭の予定を考慮したスケジュールにしておくと、想定外の出来事があっても計画が崩れにくくなります。

工業簿記の「理解できた感」を大切にする

工業簿記は最初は意味不明に見えても、ある時点でパターンが見えてくる瞬間があります。

この「理解できた感」が強いモチベーションになります。

理解が進まないと感じたら、テキストを変える・YouTube動画で解説を見るなど、
方法を変えることで突破口が開けることが多いです。

3・2級の同時受験は現実的か

3級と2級を同じ試験日に受験する「同時受験」に挑戦する人もいます。

独学で3ヶ月で2・3級を同時合格した事例もあり、不可能ではありません。

ただし必要な勉強時間は250〜300時間で、1日2時間ペースで約4〜5ヶ月が現実的な準備期間です。

同時受験を目指す場合の手順は、

「最初の2週間で3級範囲の基礎を固める」→

「残り期間で2級を集中学習する」→

「試験直前に3級固有範囲(試算表・精算表)を復習する」という流れが効率的です。

「確実に両方受かりたい」という方は3級→2級の順番で受験し、
「短期で2つ取りたい」という方は同時受験を検討するという判断が目安になります。

試験のスケジュールと申込方法

3級と2級のステップアップ計画を立てる上で、試験日程と申込の流れを把握しておくことが重要です。

統一試験(年3回)

統一試験は毎年6月・11月・2月の年3回実施されます。

申込は試験の約2ヶ月前から始まり、地元の商工会議所またはオンラインで申し込みます。

受験料は2級が4,720円(税込)、3級が2,850円(税込)です。

3級を6月に受けて合格→11月に2級を受験という流れが、
最もスタンダードな半年ステップアップのパターンです。

ネット試験(CBT・随時受験)

ネット試験は全国の認定テストセンターで随時受験できます。

申込はテストセンターのウェブサイト(ピアソンVUEなど)から行い、
空きがあれば翌日以降の日程で受験可能です。

「準備ができたと感じたタイミングで受験できる」のがネット試験の最大のメリットです。

3級に合格した直後に即2級の申込をすることもできます。

3級から2級ステップアップに関するよくある疑問

Q. 3級に合格してから2級の勉強を始めるまでどのくらい間を空けていい?

できるだけ早く始めるほど有利です。合格から1〜2ヶ月以内が理想で、
3ヶ月以上空けると仕訳の感覚が薄れて復習に時間がかかります。

3級合格の翌週から2級のテキストを開き始めるくらいの感覚で問題ありません。

Q. 3級に合格しなくても2級を受験できる?

はい。日商簿記2級には受験資格がなく、3級未取得でも受験できます。

ただし2級は3級の内容を前提として出題されるため、初学者が3級をスキップすると勉強時間が大幅に増えます。

急ぎでなければ3級から順に受けることをおすすめします。

Q. 仕事をしながら4ヶ月で合格した人は本当にいる?

います。

私自身も仕事をしながら2025年2月に簿記3級合格後、直ぐに簿記2級の勉強をはじめ6月に合格しました。
(土日および通勤時間を勉強に充てることで、時間を確保しました。)

他にもIT系企業で働きながら毎日コツコツ勉強を継続し、約4ヶ月(勉強時間110時間)で合格した事例があります(Funda簿記 合格体験記)。

ただし110時間は比較的少ない部類で、多くの合格者は200〜300時間以上かけています。

無理のない計画が継続の鍵です。

3級から2級のステップアップでよくある失敗と対策

失敗1:3級と同じペースで学習を進める

3級は100時間程度の勉強で合格できる試験ですが、2級は250〜350時間と2倍以上の時間が必要です。

3級と同じペース・同じ感覚で取り組むと時間不足になります。

2級から学習を始める際は、必ず所要時間を再設定してスケジュールを組み直しましょう。

失敗2:3級合格の勢いで2級にすぐ申し込みすぎる

3級合格直後に「次の試験(2〜3ヶ月後)で2級も取ろう」と申し込んでしまい、
準備不足のまま受験して不合格になるケースがあります。

試験日から逆算して「本当にその日までに準備できるか」を冷静に判断してから申し込みましょう。

ネット試験なら後から受験日を調整できるため、スケジュールの柔軟性が高いです。

失敗3:工業簿記の学習を後回しにする

「まず商業簿記の新範囲(連結会計・税効果など)を終わらせてから工業簿記に入ろう」と思っていたら、
結局工業簿記の学習時間が足りなかった、というパターンが多いです。

工業簿記は試験の40%を占めるため、最初から並行して学習することが合格への近道です。

まとめ:3級から2級は4〜6ヶ月が標準、始める時期が重要

この記事のポイントを整理します。

  • 3級取得後・独学・1日2時間の場合は4〜6ヶ月が標準的な目安
  • 通信講座を使えば2〜3ヶ月への短縮が可能
  • 2級は3級の2倍以上の勉強時間が必要。「3級が取れたからすぐ受かる」は禁物
  • 3級合格後1〜2ヶ月以内に始めるのがコスパ最良のタイミング
  • 工業簿記・連結会計が新範囲のため、早めに着手するスケジュールが合格への近道
  • 3級未取得なら「3・2級セット講座」が効率的

合格者として正直に言えば、スケジュールを決めてから始めるのと、何となく始めるのとでは、同じ時間をかけても結果が大きく変わります。

まず自分の1日の勉強時間を現実的に見積もり、試験日から逆算してスタート日を決めることが、合格への最初の一歩です。

おすすめの通信講座や効率的な工業簿記の勉強法については、このブログの他の記事でも詳しく解説しています。


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