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簿記2級で副業はいくら稼げる?記帳代行の相場と期待できる収入

「簿記2級を取ったら副業できる?」

「実際どのくらい稼げるの?」

そう思って調べると「月10万円も夢じゃない」という情報がある一方で、

「未経験では依頼が来ない」という声もあり、何が正しいのか判断しづらいですよね。

この記事では、副業の種類・単価相場・現実的な収入目安・注意点までをまとめていきます。

結論から言うと、簿記2級があれば副業の入口には立てますが、合格直後に月10万円を稼ぐのは難しいのが現実

ただし、正しいルートで始めれば、月2〜5万円の副収入は現実的な目標として狙えます

この記事を読めば、自分の状況に合った副業の始め方と、現実的な収入の目安が具体的にわかります。

目次

簿記2級で活かせる副業の種類と単価相場

簿記2級を持っていると活かせる副業は、大きく4種類。

それぞれの単価相場と、未経験でも参入できるかどうかを整理していきましょう。

記帳代行:月2〜5万円が現実的な入口

簿記2級の副業として最も一般的なのが記帳代行。

個人事業主や小規模法人から渡される領収書・請求書・通帳のコピーをもとに、

会計ソフトやExcelに仕訳入力していく仕事。

単価の目安は、1クライアントあたり月2〜5万円程度です。

クライアントを2〜3件抱えれば月10万円も視野に入りますが、

実績ゼロからの最初の1件を取るまでに時間がかかる点は把握しておく必要があります。

数十件の伝票入力で報酬5,000円程度という低単価の案件も存在するため、案件選びには注意が必要。

必要スキルは仕訳の知識と会計ソフト(freee・マネーフォワード・弥生会計)の操作。

クラウドワークス・ランサーズ・ランサーズ・ココナラなどのクラウドソーシングで案件を探せます。

経理アシスタント・確定申告補助:時給1,400〜2,000円

記帳代行よりも幅広い業務を担う経理アシスタントの副業。

伝票チェック・請求書発行・入出金処理・確定申告書類の補助入力などが主な業務です。

時給は1,400〜2,000円が相場で、管理・指示・設計業務になると2,000〜4,000円に上がる案件も。
(Indeed求人データより)

確定申告補助は12月〜3月に需要が集中するシーズン型の副業です。

繁忙期に集中して稼ぐことができますが、本業の繁忙期と重なりやすい点には注意が必要。

簿記・経理の個別指導:時給2,000〜3,000円

簿記3級・2級の受験生にオンラインで指導する副業。

ストアカ・タイムチケット・ココナラなどのプラットフォームで募集できます。

時給換算で2,000〜3,000円程度が見込め、単価は比較的高い部類です。

ただし「試験対策+実務の話ができる」ほうが需要が高いため、

合格直後よりも実務経験を積んだ後のほうが競争力が上がります。

教えることが得意な方、または試験直後で試験範囲の知識が新鮮な方には向いている副業です。

会計・経理ライター:文字単価0.5〜3円

会計・経理・税務に関するWebメディアやブログの記事執筆を請け負う副業。

簿記2級の知識があることで「専門知識を持つライター」としてアピールでき、

一般ライターより単価が高くなる傾向があります。

文字単価は0.5〜3円が相場で、実績を積むことで単価が上がっていきます。

クラウドワークス・ランサーズなどで案件を探せますが、書くことに抵抗がない方向きの副業です。

副業の種類単価相場未経験参入在宅可否
記帳代行月2〜5万円/クライアント△ 難しいが可能
経理アシスタント時給1,400〜2,000円△ 条件次第
確定申告補助時給1,200〜1,800円○ 比較的入りやすい
簿記個別指導時給2,000〜3,000円○ 合格直後でも可
会計・経理ライター文字単価0.5〜3円○ 入りやすい

現実的な収入目安:ステップ別に整理

副業収入は、経験の積み方によって大きく変わります。

合格直後から始めた場合と、一定の実績を積んだ後では、目指せる金額が変わってくるのです。

合格直後(実績ゼロ):月1〜3万円を目標に

実績がない状態では、記帳代行の案件を取ることは難しい場合があります。

まずは低単価でも良いので初案件を取り、実績とレビューを積むことが最優先。

会計・経理ライターや簿記の個別指導など、実務経験よりも「知識があること」で参入できる副業から始めるのが現実的。

この段階での月収目安は1〜3万円です。

実績3〜6ヶ月:月3〜5万円を目指せる

クラウドソーシングでの実績(評価・レビュー)が積み上がってくると、単価の高い案件に応募しやすくなります。

記帳代行で1〜2件のクライアントを継続受注できれば、月3〜5万円の副収入が見えてくるころ。

会計ソフトの操作に慣れ、作業スピードが上がることで時給換算の効率も改善されます。

実績1年以上:月5〜10万円超も現実的

複数クライアントから継続的に受注できる状態になると、月5〜10万円の副収入が狙えます。

専業主婦が独学で簿記3級・2級を取得し、記帳代行の副業を続けた結果、月10万円以上を安定して稼げるようになった事例もあります。

ただしこれは「継続して実績を積んだ場合」の話。

副業を始めてすぐに高収入になるイメージを持って取り組むと、現実とのギャップで挫折しやすくなるので要注意。

合格者が正直に伝えたい「未経験での副業の壁」

壁1:記帳代行は「実務経験者優遇」が多い

クラウドソーシングの記帳代行案件の多くは、経験者を優遇しています。

実際、税理士の観点からは「経理のアウトソーシングを未経験者に依頼することはまずない」という意見も。

これは、記帳代行が単純な入力作業だけでなく、消費税の課税区分の確認や領収書の整理など、

簿記の知識だけでは判断が難しい場面が出てくるためです。

会計ソフトを自分で用意する必要があることも、初心者には負担になる場合も。

壁2:税理士の独占業務には踏み込めない

記帳代行の副業をする上で知っておくべき重要な点があります。

以下の3つは税理士の独占業務であり、税理士資格を持たない人が行うことは法律で禁止されています。

  • 税務書類の作成(確定申告書・法人税申告書など)
  • 税務代理(税務署への申告・申請代理)
  • 税務相談(税務上の判断や助言)

記帳代行(帳簿への入力)や書類整理は問題ありませんが、

「確定申告を代わりに作ってあげる」という仕事は税理士法違反になるため、

範囲を守って仕事を受けることが重要です。

壁3:副業禁止の会社では始められない

副業を始める前に、勤務先の就業規則で副業が禁止されていないか確認が必要。

副業による所得が年間20万円を超えると確定申告が必要になり、

住民税の増額から会社に副業が発覚するケースがあります。

許可が必要な会社では事前に申請を行い、トラブルを避けることが先決。

合格直後でも始めやすい副業の具体的な始め方

上記の壁を踏まえた上で、合格直後でも現実的に始めやすい副業の進め方を見ていきましょう。

ステップ1:会計ソフトを無料プランで使い慣れる

freeeやマネーフォワードは無料プランがあり、実際の操作を練習できます。

記帳代行案件の多くで「freee使えます」「マネーフォワード操作可能」がアピールポイントになるため、

先に慣れておくことで案件獲得率が上がります。

ステップ2:クラウドソーシングに登録してプロフィールを整える

クラウドワークスやランサーズに登録し、

プロフィールに「日商簿記2級合格」「会計ソフト使用可能」を明記します。

最初は低単価でも良いので、まず実績と評価を積むことに集中します。

ステップ3:会計ライターか簿記指導から始めて実績を作る

記帳代行の案件が取れない段階では、会計・経理ライターや簿記の個別指導から始めるのが現実的。

副業の実績がゼロでも「簿記2級合格者として専門知識をもとに執筆・指導できる」というポジションは作れます。

実績を積んだ後に記帳代行へステップアップする流れが、挫折しにくい順序です。

副業に必要な会計ソフトの基礎知識

記帳代行の副業を始める上で、会計ソフトの操作スキルは必須です。

主要3社の特徴を把握しておきましょう。

ソフト名特徴無料プラン
freee会計操作が直感的でクラウド特化。
個人事業主・フリーランスに人気
あり(30日間)
マネーフォワードクラウド銀行・カードとの自動連携が強力。
中小企業での導入が多い
あり(一部機能)
弥生会計老舗で会計事務所との互換性が高い。
伝統的な中小企業に多い
あり(初年度無料)

副業を始める前に、いずれか一つの無料プランで操作に慣れておくことをおすすめします。

求人・案件の多くで「freee使用可」「マネーフォワード対応」がアピールポイントになります。

副業の収入管理と確定申告の注意点

副業を始めたら、お金の管理と税務手続きについても把握しておく必要があります。

年間20万円を超えたら確定申告が必要

給与所得者が副業で年間20万円を超える所得を得た場合、確定申告が義務になります。

簿記2級を持っていれば自分で帳簿を付けて確定申告できるため、税理士への外注コストを節約できます。

これも資格を持つ側の大きなメリットです。

住民税の増額で副業が会社にバレるリスク

副業収入があると翌年の住民税が増額され、会社の給与担当者から副業の存在に気づかれる可能性があります。

これを防ぐには確定申告の際に「住民税の徴収方法を自分で納付(普通徴収)」を選択します。

副業が会社に知られたくない場合は、この手続きを忘れずに行いましょう。

副業収入は事業所得か雑所得か

副業の収入は規模や継続性によって「事業所得」か「雑所得」に分類されます。

記帳代行を継続的に行う場合は事業所得として申告できる可能性があり、経費を差し引いて課税所得を減らせます。

分類の判断が難しい場合は、税理士や最寄りの税務署に相談することをおすすめ。

副業に関するよくある疑問Q&A

Q. 実務経験なしでも記帳代行の仕事は取れる?

難しいですが不可能ではありません。クラウドソーシングでは実績ゼロでも応募できる案件があります。

まず、低単価の案件でも受注して実績とレビューを積み上げることが先決で。

並行して会計ライターや個別指導など実績ゼロでも参入しやすい副業から始めるのが現実的です。

Q. 副業で税理士業務はできる?

できません。

税務書類の作成・税務代理・税務相談は税理士の独占業務です。

簿記2級で対応できるのは帳簿への入力(記帳代行)や書類整理までで、

確定申告書の作成代行は税理士資格が必要です。

この線引きを守ることが重要です。

Q. 月収いくらになったら本業にできる?

個人差はありますが、月20〜30万円の安定収入が得られるようになったら独立を検討するラインの一つです。

記帳代行で複数クライアントを抱え、さらに個別指導や経理ライターを組み合わせることで月30万円台に到達した事例もあります。

ただし収入の安定性・保険・節税対策も考慮して判断することが必要です。

副業を継続・拡大するための戦略

リピートクライアントを作る

記帳代行は月次で継続受注できるため、一度信頼関係を築いたクライアントからのリピートが収入の安定につながります。

「丁寧な仕事ぶり」「迅速な対応」「コミュニケーションの取りやすさ」が長期契約の決め手に。

初期のクライアントには少し低単価でも丁寧に対応して高評価を積み上げ、

実績をもとに単価交渉や新規クライアント獲得につなげるのが現実的な成長パターンです。

複数の副業を組み合わせる

記帳代行一本に絞るよりも、経理ライター・個別指導・確定申告補助など複数の収入源を組み合わせると、収入の安定性が上がります。

確定申告シーズン(12〜3月)は記帳代行・確定申告補助の需要が高まるため、この時期に集中して稼ぎ、他の時期はライターや指導に注力するという時期別の調整も有効。

専門性を深めて単価を上げる

「簿記2級+特定業種の知識」という組み合わせで単価が上がります。

例えば飲食業・建設業・医療機関など、業種特有の会計処理に詳しくなることで、

その業種の事業者から選ばれやすくなります。

まとめ:簿記2級の副業は「積み上げ型」で考える

この記事のポイントを整理します。

  • 簿記2級で活かせる副業は記帳代行・経理アシスタント・個別指導・経理ライターの4種類
  • 記帳代行の単価は1クライアントあたり月2〜5万円が相場
  • 合格直後の現実的な月収目安は1〜3万円、実績1年以上で5〜10万円が視野に入る
  • 記帳代行は実務経験者優遇が多く、税理士の独占業務には踏み込めないことに注意
  • 始めやすい順序は「会計ライター・個別指導→記帳代行」というステップアップ型
  • 副業前に就業規則の確認と年20万円超の確定申告義務を把握しておく

簿記2級の副業は「取ったらすぐ稼げる」ではなく、実績を積み上げながら収入が伸びていく積み上げ型です。

合格者として正直に言えば、焦らず地道に始めることが副業成功の一番の近道です。

副業に役立つ会計ソフトの選び方や、記帳代行の具体的な始め方については、

このブログの他の記事でも取り上げています。


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